2011年12月20日
MP5K顛末記
さて、OGCで弾測して70m/sに凹みまくった私です。最初はもう1丁持っていた、どノーマルのクルツと間違えて持ってきたのかと自分を疑いました。
しかし冷静に考えたら、その線は絶対ないということが確信できたところで今度は「なんでやね~ん」と。
青筋たてながら、むりやりバネを押し込んで、ビルトUP直後にはMAX91m/sも出ていたのに、10時間たったら-20m/sなんてありえへんでしょう(怒)!
疑ったのはピストンヘッドが割れてエアが圧縮できないということ。パーツは持っていたものから使ったので、年季も入っているしプラスチックそのものの劣化も多少すすんでいると考えれば・・・なにしろ一発撃つごとにすごい衝撃がありましたから、まぁ割れるということも。
しかしバラしてみてもヘッドは割れてません。ノズルも正常です。組んだ夜と現場との差は、組み上げ直後ということと、気温の差ぐらいです。そこでもう一度考えます・・・・。
そうか! わかったぞ!(by真田)
ピストンリングが疑わしいですな。
試しに純正のピストンと、交換後のピストンをそれぞれ動かしますと、やっぱり交換したものはスカスカ感があります。
推論
交換用に用いたピストンリングのゴムが経年劣化で新品に比べて収縮していたとする。
組み上げ直後は、室温22℃前後で計測。グリスがピストンリング周辺についていて気密がUP
→圧縮OK、初速veryGood
次の日の朝は、気温低下でゴムが収縮して直径がさらに小さくなる。グリスはシリンダー内に均一になじんでスカスカ感あり→圧縮不良、初速BAD
というわけで、ピストンリングのみを純正のヘッドから外してシステマ製のヘッドに移植。これで前後の抵抗感が出てきたのでOKとします。ついでに一度は前後入れ替えて圧縮容積を上げたシリンダーですが、本来の方向に戻し、容積をダウン(クルツのバレルだと意味がないのではと考えてみた)。
これで再度組み上げて計測・・・・。
結果MAX87m/s(適正ホップ、s2s0.2gエバグリ弾、ライラックスの計測機)です。 シリンダー容積はやっぱり増やしといたほうがいいかも!!(悔涙)
それから・・・・
以前クルツのパワーを上げると、射撃の振動でホップがどんどん強くなって、「鬼ホップ状態」となりましたのでまぁ今回も多分・・・と思っていましたらやっぱりそのようです。
そこで、クルツのホップに制限をかける対策を。
この加工をすると弾の重さによる調整が簡単にはできなくなりますのでご参考程度にお願いします。
まず試射して適正ホップの位置を確認しておきます。(前から何本目の線とかネ)
その後解体していって、チャンバー+バレルを本体から抜きます。
タイラップの細いものをカットして、くの字に曲げておきます。
写真のように(わかりにくいでしょうが、、、)事前に適正に設定したホップのパーツが動くスリット(チャンバー側)に寸法を合わせながらカットし、差し込みます。
これで最初に決めた位置から弱くかける(手前に動かす)ことはできますが、強くかける(奥に動かす)ことが出来なくなります。
私は0.2gで決めたので、このまま0.25gの弾を使ってもレバーが後ろには動かせませんので、弱ホップになります。
逆に0.25gで位置決めすると、0.2gの時にはレバーを前に動かして弱くすることで適応できますが・・・撃ってると強くなってきて↑!!!
というわけで、このクルツは0.2g専用です。
いや~弾速の測定ミスでは・・・・(爆)
1日でそんなに下がりませぬ(核爆)
9ballさんのカスタムにミスはないでしょう
コメントありがとうございます~。
ははは、なんでこんな簡単なことに気づかなかったんだ~(by真田)
いや、しかし、マグから給弾して測りましたので、計測値に間違い
はないかと(^^);
確かにピストンのゴムはゆるゆるでしたからエア漏れは確実にありま
したし・・・。組み上げ直後の測定値が速すぎたんですかね?