2012年06月19日
作戦終了2(RTS)
前回までのあらすじ
ある米陸軍中佐の手記より。
インダスア共和国にて発生した反政府武装ゲリラによる争乱に対抗するため、政府は米軍の介入を許諾。
山腹に隠れるゲリラ拠点への攻撃のため、陸軍、海兵隊、特殊作戦軍からティコンデロガコマンドポスト(CP)に集められた兵士は計33名。
「オペレーション・トールハンマー」 ゲリラ掃討作戦はかくして0830に開始された。
お互いの補給ポイントを巡って激戦が展開され、ゲリラの数ある補給ポイントこそ1つ2つと潰していくものの、開始からすぐに多数の犠牲者(リスポーン)を出していた。戦闘中に行方不明扱いされる兵士すらあり、この戦いの凄まじさを暗示する有様であった。
CPにて部隊の展開を指示していた私は作戦上の重要拠点であるバンカーヒル攻略のための直接指揮をすべく、CPから発進する。
もはや現地編成の混成部隊が増加する基地内で、旧来より部下であった兵士2名と、重要補給ポイント「アラモ」に駐屯する兵士を指揮下に組み入れ、攻略に向かう・・・
隊は二手に別れ、私は部下2名と急峻な崖をのぼり、目標地点バンカーヒルの北端にとりついた。敵兵の姿はなく、あたりは静寂につつまれていた。
やがてゲリラ数名が丘の西端を通過しつつブッシュに消えていった・・・度重なる基地への襲撃から、私はまた基地への攻撃部隊だと推測したが、それは作戦開始以来の最悪の状況にいたる序章であった・・・。
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さて、チーム内の「曲者」2人を伴って状況を観察していたところ、ゲリラの大部隊が米軍の大補給ポイント「アラモ」を急襲し、激しい銃撃戦を展開しております。
守備ポイントの防衛以外の米軍部隊がほとんど無しというタイミングで、この2人(+私)のキャラそのままに、ゲリラにとってはフィールド上の「余計な」位置で潜伏しているのだからまぁ面白いことにならない筈はございません。
ついに補給ポイントは落ちますが、そのままの勢いでCPから応戦のため出撃してくる米軍と激しい攻防・・・そこへ・・・
丘の上から撃ちおろしで、ぺちぺち、いやーな牽制を加え続けます。
ゲリラ側から、「余計なヤツに気取られんと、前へおせ~っ!」てなかんじで、ゲリラの大将の怒号がなんとも心地よい(^^);
しかし、ルール上、1人の兵士の携行弾数は約300発となっているのでライフルマン2人の弾はやがてゼロに。
やむなくCPへ帰還する2人を見送り、私は拳銃一丁でブッシュに潜伏しつづけます。
背後は警戒してくれる兵もいまはなく、目前ではゲリラの大部隊が猛攻をしかけ、次々に味方の兵を蹂躙しておりますが、拳銃一丁ではまさに蟷螂の斧・・・。
そうこうしているうちに、「三分前!!!」 という声がゲリラ軍から聞こえます。
この時点で先ほどの迂回部隊との挟撃でCPそのものを襲撃すると悟り、基地指令に無線で「ゲリラはCPを総攻撃の模様」と伝えます。
その後補給ポイントを捨て、CP方面に突出したゲリラ本隊の背後を取ろうとブッシュを駆け下りますが、ゲリラの別働隊に見つかり、長射程のアサルトライフルに撃ちぬかれあえなく魂の帰還・・・(CPへリスポーン)
CP内は予想通りの混乱状態ではありましたが、私(の魂)が帰還するころには、確実に応戦していて、やがてゲリラも三々五々と魂が帰還していきました。
まあ、私のこの日の最大の功績は、ゲリラの総攻撃の前に基地指令に情報を連絡できたことで、応戦体制がまがりなりにも出来た・・・というところでしょうか。
その後は総司令官救出作戦(先ほどの反対でゲリラ陣地を総攻撃)もありましたが、こちらは時間内救出が出来ず・・・の残念な結果ではありましたが、まあ拠点防衛の出来ている敵の強さを、再び体験できたということで、納得です。
本気の遊びはやっぱり楽しいです~。
当日の米軍兵士、ゲリラの皆様方、企画、運営、現場設営をしていただいた皆様方がどれほどの熱意を持って取り組んでいただいたか、はかりしれません。
RTSに参加していただいた全ての皆様に感謝を。
9ball拝